Origin Story

私の原点

コーヒーが好きだった私が、なぜデカフェを選ぶようになったのか。
そのきっかけと、Decaf Hourを始めるまでの考えをまとめました。

昔から好きだったコーヒー

私は昔からコーヒーが好きでした。

学生の頃から飲んでいましたし、社会人になってからも当たり前のように飲んでいました。

朝に目覚めの1杯、食後の1杯、眠気覚ましに1杯。

飲み物として水やお茶だと何か物足りない、ジュースは甘すぎる。そんな中、コーヒーはちょうどいい。

デカフェに興味がなかった理由

昔からデカフェの存在も知っていました。

でも興味はありませんでした。

なぜなら、一般の人が普段カフェインを抜くメリットがないと思っていたからです。

当時の私はカフェインをむしろメリットだと思っていました。

眠気が覚める。集中力が上がる。

その上、普通のコーヒーに比べて、デカフェは少し高いです。

わざわざ追加でお金を払ってまで、デカフェを選ぶ理由がありませんでした。

人生を見直すきっかけ

そんな私がデカフェを選ぶようになった転機は、結婚と出産でした。

家族を持つと責任が増します。またその年齢になると会社での責任も増してきました。同時に自分の時間はほぼなくなりました。

自分で選んだ人生でしたが、どこか窮屈さを感じていました。

「このまま今の延長線上を進んで、本当に望む人生になるのだろうか」

そう考えたとき、もっと自由に自分の人生を選びたい、と強く思いました。

でも一般のサラリーマンである私が、これさえやればOKなんてものはありません。

小さなことをコツコツと長年積み重ねていくしかありません。

そこで私は、今まで以上に学ぶようになります。

仕事術や時間管理術。思考法や心理学。投資や副業など。

知識やテクニックだけでは足りない

しかし調べて行動していくうちに、あることに気付きました。

知識やテクニックだけでは限界があるということです。

どんなに優れた方法を知っていても、実際に行動するのは自分自身です。

そこで私は、食事。睡眠。運動。瞑想。といった心身の健康についても学び始めました。

カフェインへの見方が変わった

そこで初めて、コーヒーについて真面目に調べました。

コーヒーに含まれるカフェインが睡眠に悪いことは知っていました。

コーヒーは夜に飲まなければ問題ない、むしろ眠気解消、集中力向上の味方だと思っていました。

実際、多くの人もそのような認識ではないでしょうか。

しかし調べ始めると、想像していた以上に様々なデメリットがありました。

「え、そんな研究結果もあるの?」と驚いたのを覚えています。

例えば、眠気覚ましにコーヒーを飲む人は多いと思いますが、カフェインは脳の疲れを回復させるのではなく、眠気や疲労感を一時的に感じにくくして目を覚ましています。

また、カフェインを取り続けることで、交感神経やストレス反応が高まり、自律神経の乱れや、慢性的な脳疲労(休息しても疲れが取れない、集中力や判断力の低下)につながることもあるとのことです。

つまり長期視点では、元気の前借り、疲労の隠蔽に近く、個人差はあるものの体調を悪化させる方向だと感じました。

もちろん完全否定はしません。家族旅行の帰り道、運転中にあえてコーヒーを飲むときはあります。

ただ、普段の飲み物として長期視点で見たとき、こうした研究結果は衝撃でした。

コーヒーそのものの価値にも気づいた

そして同時に、コーヒーそのものには、健康面から見ても価値があることを知りました。

コーヒーには、老化対策でよく聞く抗酸化作用や、体重・内臓脂肪への良い影響、香りによるリラックス効果など、健康面のメリットを示す研究もあります。

もちろん、コーヒーを飲めば誰でも若返る、痩せる、健康になる、という単純な話ではありません。

それでも、ただの嗜好品だと思っていたコーヒーに、健康面でも見るべき価値があると知ったことは、私にとって大きな発見でした。

デカフェは「高いもの」から「価値あるもの」へ

そこで初めてデカフェコーヒーの見方が変わりました。

価格は変わっていません。

変わったのは、私が感じるデカフェの価値でした。

ただ高いだけのデカフェという認識だったが、価格以上の価値があると感じるようになりました。

私にとっての健康と費用対効果

私は健康第一ではありません。

人生の満足度を上げることを第一に考えています。

資産形成もそうです。仕事術もそうです。家電選びもそうです。

人生全体で見て費用対効果が高いかどうか。

時間をかける価値があるか。お金を払う価値があるか。労力をかける価値があるか。

健康改善も同じです。

運動習慣を身に付けることは非常に効果的なので、頑張って身に付けようとしています。

でもいくら効果があっても負担が大きすぎれば意味がない。

健康第一に考えたら、ラーメンや揚げ物、お菓子は全く食べない方がいい。ジュースもお酒も一切飲まない方がいい。

でも私にとってそんな人生はつまらない。

多くの場合は、人生の満足度と健康はトレードオフのことが多いです。

その中で、デカフェは珍しい存在でした。

普段飲んでいるコーヒーを変えるだけ。

それだけで健康面の小さな改善になる。

必要なのは少しのお金だけ。スタバならプラス55円すればデカフェに変更できます。

我慢も手間もほとんどありません。

だから私にとっては、デカフェは非常に費用対効果の高い改善でした。

小さな改善を積み重ねるという考え方

私は、人生に近道はないと思っています。

資産形成もそうでした。

健康もそうです。

これさえやれば解決。

そんなものはありません。

小さな改善を積み重ねるしかない。

そして、改善するなら、科学的根拠をもとに判断したい。

なぜなら、頑張る方向を間違えると、努力が無駄になるどころか、逆効果になることもあるからです。

だから私は入念に調べて、実際に試して、納得できたものだけ続けます。

私にとってデカフェは人生の満足度を上げる積み重ねの一つです。

私にとってデカフェは、人生を大きく変えたものではありません。

人生を少し良くする積み重ねの一つでした。

でも何が人生を少し良くするかは、人それぞれ違います。

デカフェが合う人もいれば、合わない人もいると思います。

私は、事実を調べ、自分で考え、自分に合う選択を重ねることが大切だと思っています。

もしこの話を読んで、

デカフェという選択肢を初めて知った人がいたら。

もし自分も試してみようかなと思う人がいたら。

それだけで十分です。

人生は大きな一発逆転で変わるものではなく、日々の選択の積み重ねで少しずつ形づくられていくものだと思っています。

そして、その積み重ねの先にあるのが、自分なりの人生の満足度です。

Decaf Hourで届けたいもの

Decaf Hourは、デカフェを売るお店です。

でも本当に届けたいのは、コーヒーそのものではありません。

誰かが自分に合った選択肢を見つけ、人生の満足度を少し高めるきっかけ。

そんな存在になれたら嬉しいと思っています。